雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

統合失調症の当事者に感じるうさんくささの正体

マンガ「ルックバック」に幻聴の聞こえる通り魔殺人犯が登場したときに、「幻聴は統合失調症の典型的な症状でありこの犯人は統合失調症。よってこのマンガは統合失調症への差別を助長する」みたいな主張をした人がいた件。

あの主張を含め、統合失調症をはじめとする一部のクラスタの主張に感じる違和感がなんなのか思い至ったので忘れないうちに書いとく。

たぶんあれ、幻聴を幻聴という症状だと思ってる感じが違和感なんだ。

幻聴は別に統合失調症や薬物中毒の専売特許ではなく、腹痛や歯痛と同じ誰でも起こる普遍的な状態で、その症状が出る理由があるから症状が出る。
だけど統合失調症患者やあと潔癖症とかもそうなんだけど、妄想や幻聴が存在するという前提で話をはじめてしまう人が多い。腹痛に対して痛み止めを飲むような違和感。それ違うよね盲腸とか胃潰瘍とかなんかしらの原因を治さないといくらロキソニン飲んでも意味無いてかむしろ悪化するよね、ていう。

脳がアドレナリン出しまくる妄想が捗りやすい体質というのはたぶんあって、それに対して投薬治療するのは大事だと思うんだ。でもそれは糖尿病が発症しやすい遺伝子に対してインスリンで対抗するみたいなもんで、それだけじゃなく食生活改善とかしなきゃ死ぬよね。



具体的には、「統合失調症を知ってもらいたい」とか言いながらいきなり「私には宇宙人の声が聞こえてて…」みたいなことを話し出すあの感じ。
おまえの頭に住んでるのが宇宙人でもミッキーでもだれでもいい心底興味ない。聞きたいのはそこじゃない。聞きたいのはなぜ宇宙人が住むに至ったかで、そこを分析できることが寛解と呼ばれる状態よな。
つまり
多大なストレス×ストレス耐性の弱さ×脳の暴走しやすさ×自己分析能力の低さ
の値が一定を超えた時に発症するんだろなって。
そして自己分析能力の低いひとはわりとたくさんいて、わりとギリギリのところでみんな暮らしてるんだろなという気づきでした。