雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

男性の葛藤はどんなものなのか

女性は性犯罪者になれない。なれなかった。たとえクスリで眠らせて拉致監禁して腕力に物言わせてあれこれしても加害者が女性であれば刑事罰すら問われない、むしろ被害者うやらまけしからん、という時代がずっと続いていた。女性は性犯罪に関して何万年も被害者の立場に押し込められていた。

 

女性である私にとって性犯罪者は人間になり損ねた出来損ないでしかなく、ゴキブリを殺すように彼らを殺せばいいと思っている。

 

でも、おそらく男性にとって性犯罪というのはきっともっと己に近い、いつか自分がなってしまうかもしれない姿なのではないか。

いやそりゃ、だれだって飢えれば盗むし殺されそうになれば殺すわけだけどそういうやむにやまれぬ外部事情があるとかではなく、何か自分の中にコントロール不能な「性欲」とされている衝動があってそれがいつか暴れ出すかもしれない、そして自分はその衝動の心地良さに抗えないだろうという恐ろしさ。

 

そして一般的には「性欲」というのは凶暴で突発的な暴力のような衝動とされている。ついうっかりムラムラしてやってしまった、カッとなってやったというような。男の「性欲」は突発的で乱暴な衝動だということになっている。

でもなにか、「性欲」というのはもっとずっと根深くて慢性的でジメジメした執念深い何かなのではないか。女の共依存や嫁姑虐めなんかと同類かそれ以上に陰湿で残虐ななにか。それは下半身なんかには収まらず自衛隊セクハラや津山三十人殺しやおじろくおばさや統一協会やジャニーズや自民党に脈々と続く人類の暗部なのでは。そういう「ナニカ」が人類の歴史を編んできたのでは。そしてそろそろそれは明るみに引きずり出されて神通力を失ってもよい頃合なのでは。